バリアフリー性
こんにちは、設計の平池です。
9月末になり徐々に朝晩がヒンヤリした気温になってきました。
まさに季節の変わり目。体調を崩しやすい時なので、
体調管理を万全にしていきたいと思います。
今回は、最近担当させていただいている中で多いと感じる
バリアフリーについて書いていきます。
リフォームのご相談にはお客様それぞれのお悩みがあり、
全く一緒の内容はありませんし、同じ間取りもないため1人1人にあった
プランを提示しています。
全く一緒ではないですが、生活環境の変化によってリフォームを
考えられている方が多いと思います。
特に最近ではバリアフリーを取り入れてほしいというご要望が多いです。
建物内部では段差を解消・階段を緩やかな勾配に架け替える、
単純化した動線への変更といった内容があります。
また、外部(外構)では敷地境界から玄関アプローチまでをフラットに
する又はスロープを付けたいといった依頼が多く感じます。
階段の勾配も建築基準法の改正に伴い、基準数値が緩やかになるよう設定変更
されています。建築当初から年数が経っているものではこの数値を
超えているものが多く、落下の危険性も少なくありません。
そのため、階段の架け替えの際には基準法に近づけかつ、構造上可能な範囲で
設計を行っています。
外部スロープにおいても同様のことが言えます。スロープ新設にも規定があり、
その規定に沿った設計が必要となります。
例えば、車椅子利用者の方の場合は地面から玄関床までの高さに対して1/15以下の
勾配にするといった内容もあります。
お客様の敷地形状からはスロープ新設が難しい場合もあるため、
打合せを営業担当と重ねていただき、できる限りのプランをご提示しています。
住宅だけでなく社会的にもバリアフリーが求められている時代です。
誰もが住みやすい家づくりは何なのかをお客様のご要望から
学ばせていただきたいと思います。