増築の敷地・現況調査
こんにちは、設計の平池です。
11月に入り朝晩の冷え込みが強くなってきました。
昼との寒暖差もあり体調を崩しやすい時期のため、
風邪予防を徹底していきたいと思います。
今回は、増築工事の現地調査について書いていきます。
まず、増築工事について簡単に説明します。
増築工事は増築面積が10㎡以上かどうかで大きく変わってきます。
10㎡以上の場合だと、新築を建てるとき同様確認申請の提出が求められ、
逆に、10㎡未満の場合だと確認申請の提出は不要となります。
ただし、10㎡未満の増築でも防火又は準防火地域に敷地が入っているときは、
確認申請が必要となるので注意が必要です。
今回担当させていただいたお客様は10㎡以上の増築をするとのことで、
確認申請を提出しなければならないため実際にお宅に伺わせていただき、
現況建物・敷地の調査を行わせていただきました。
増築の確認申請時には、工事対象となる増築部分の情報・図面だけでなく
既存部分の情報も必要となるため、母屋の新築時の図面等が必要となります。
現況・敷地調査の際には、、新築時の図面と増築計画図面を照らし合わせながら、
調査を進めていきました。
敷地調査では、隣地との高低差や塀の種類・厚み、建物から敷地境界までの距離を
確認していきます。また、図面と違いがないかの整合性もチェックしていきます。
現況建物調査では、床下に入り基礎の立上りや金物の有無、火災報知器が
設置されているかなどを確認していきます。
新築時の図面と間取りが変更している場合は要チェックです。
今回のお客様は新築時の図面や申請書類一式をお持ちだったため、
調査がスムーズに行えました。
新築工事と違い現況の建物の情報も必要となるため、
確認申請の内容が格段に難しくなりますが、
お客様は勿論のこと、自身の成長のためにも
頑張っていきたいと思います!