建材費高騰の影響
こんにちは、アドバイザーの新美です。
連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は2ヶ月になる息子の顔を見せに熊本まで1泊帰省しました。
本当なら行き帰りに阿蘇観光でもしたいところでしたが、
リスク回避のため今回は寄り道なし。
早く気楽に往来ができるようになって欲しいですね。
さて、今回はコラムとして昨今の建材事情に少し触れてみたいと思います。
住宅設備や建材メーカーが今年立て続けに価格改定を発表していることは
以前よりお知らせしておりましたが、
住宅リフォームには欠かせない木材や合板等についても価格高騰の波が来ています。
昨年春頃より始まった「アメリカ発ウッドショック」と呼ばれる世界的な木材の価格高騰が、
建築業界で話題になっていました。
虫害、山火事にはじまり、コロナによる製材所の休業や
リモートワークによる郊外の新築住宅需要増により、
アメリカ国内所需要が高まり、輸出量が減ったことが原因だといわれています。
今年に入って更に「ロシア発 第2次ウッドショック」なるものもが出てきました。
ウクライナ侵攻による経済制裁でロシア産のカラマツ単板が禁輸となり、
住宅用合板の流通量が急激に少なくなっています。
国産品や北米産を丸太で買って加工するしかなく、より高価な代替品を使用せざるを得ない状態です。
2021年のデータを見ると、単板輸入量の実に82%がロシアからで、
丸太輸入量の57%がアメリカからとなっており、
禁輸と円安ドル髙の影響が大きく響いていることがわかると思います。
またロシア絡みでは木材の他にも、半導体製造に使われる「パラジウム」の主要産出国であることから、
流通量減少や価格高騰が避けられず、今後住宅設備の供給不足にも影響がでると思われます。
更に連日ニュースで報道されている通り、急激な円安も追い風になり厳しい状況が続く見込みです。
国際的な物流が大きく影響している以上、まだまだ予断を許さない状況です。
弊社としてもスムーズな工事進行のためにあらゆる対策を行っており、
当面は代替品の確保ができております。
しかし今後の情勢ははっきり読めないのが実情ですので、
今年中に各種リフォーム工事をご検討のお客様は、どうぞお早めにご相談ください。
商品提案はもちろんのこと、情勢を踏まえた予算や工事時期、
コロナ禍の新しいライフスタイルに沿ったご提案もご用意しております。
今週末5月7日(土)8日(日)は下郡のTOTO大分ショールームで
リフォーム相談会を開催しております。
ぜひご来場お待ちしております。
ご来場が集中した場合お待ちいただく恐れがありますので、
予めご予約いただけますとスムーズにご案内できます。
ご予約をお待ちしております。