建物には経年変化があります。
どの時期にどこまで修理すればよいのか?など、建物や設備機器の耐用年数を考慮したリフォームのタイミングと修繕ポイントをご紹介いたします。
不具合がない限り、点検や清掃をしっかり行えばOKです。
住まいを長持ちさせるため定期的な点検を習慣づけましょう。
住まいの小さな部分の破損や汚れが目立ってきます。
早めの対応が大切な時期です。
キッチン、トイレ、浴室、給湯器などの水まわり設備が故障や不調を起こしはじめたり、外壁や屋根などの外部の破損や汚れが気になる時期です。
土台や給排水管など、住まいの目に見えない部分に、腐食、破損がでてくる時期です。
しっかりとした対応が大切です。
住まいの耐用年数や家族構成の変化から増改築や全面改装レベルの見直しが必要な時期です。
住宅購入から出産、子供の成長、子供の独立、高齢化対策まで、家族構成やライフスタイルの変化に沿った住まいのリフォームポイントや増改築のコツなどをご紹介いたします。
結婚し、子供が誕生、子供の成長を考え、マイホームを購入する夫婦が増え始める年代です。
一戸建ての中古住宅を購入する場合は、水まわり設備の状態のほか、目に見えない部分(構造体や設備・配管等)の状態の確認が必要です。
中古マンション購入の際には、「管理の善し悪し」もポイントです。
中古住宅は間取り、設備機器を充実させるなどのリフォームで住みやすさを追求しましょう。
子供が小学校に通う時期になると、少しずつ自我が芽生えます。
小学生のうちは完全な個室を与えるより、基本的には家族と一緒に過ごし、自然に社会生活の基礎を学んでいける環境づくりが大切です。
親の目の届く範囲で「開放的な個室空間」を確保するイメージで作りましょう。
子供も大きくなり思春期に。
家族それぞれの生活スタイルを尊重した空間が必要になる年代です。
最近は、リフォームで大人のための個室を設ける例が増えています。
目的は様々ですが、家でも仕事ができるようにSOHOを設けたり、自分の趣味を楽しむための部屋を作ったりするケースが多いようです。
受験期はちょうど子供の思春期にもあたります。
とてもナーバスになりやすい時期なので子供が勉強に集中できるとともに、孤立しないような部屋づくりが大切です。
子供が独立し、第二の人生を考えはじめる時期。
新しい家族の関わりが生まれてくる年代です。
二世帯にも共用型や独立型など様々なタイプがあります。
また、同居する世帯が息子夫婦か娘夫婦かによって、住まいのスタイルも変わってきます。
それぞれの世帯のライフスタイルに合わせた二世帯住宅のタイプをしっかり見極めましょう。
子供の独立後は、夫婦二人が快適に暮らせる住まいづくりを心がけたいものです。
たとえば子供部屋だった空間を念願の書斎にしたり、友人・知人を呼べるようにリビングやダイニングを広くするなどです。
ちょっとした工夫を施すことによって、楽しめる住まいになるはずです。
仕事をリタイヤし、家で過ごす時間が増える時期。
趣味などに注ぐ時間が増える時期でもあります。
また、自身の年齢から不便さなどを感じ始める時期でもあり、心地よく過ごすための考慮が必要になる年代です。
仕事をリタイヤして、自分の時間が自由に取れるため、趣味やライフワークのための空間を設ける例が増えています。
新たな人生のスタートを切るため、間取り変更や設備機器の取り替えを含めた全面改装も多くなっています。
老後に備えて早めにバリアフリー対策を行っておきましょう。
大きな段差だけでなく現在は気にならない小さな段差やすべりやすさなど、細かな配慮が必要になります。
また、手すりの取付けや段差解消などには介護保険から住宅改修費が支給されるケースもあります。