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Aお答えします
浴槽は大きさやまたぎ込みの高さ、形態、素材などによって様々なタイプがあります。
浴槽を選ぶ際には念入りな検討が必要です。
和式は深さがたっぷり有り、ひざを折って入るので、子供と一緒に入ったり、肩までつかりたい人向きです。
ただ、この入浴スタイルは水圧による影響で身体が収縮し、呼吸運動や心臓の働きが活発になり、心臓病や高血圧の人、あるいは高齢者にはあまり好ましくないとの指摘もあります。
和式の基本サイズは、長さが80cmから120cm、深さは60cm程度です。
浅く長い浴槽に寝た姿勢で入浴できる洋式タイプは、体に無理な圧迫をかけません。
ただし、身体が浮くことが有り、肩までつかれないと寒く感じます。
また、介護を必要とする人を入れる場合には、縁が低いので入れやすいのですが、滑りやすく立ち上がりにくいので、滑り止めや手すりが必要です。
洋式の基本サイズは、長さが120cmから180cm、深さは45cm程度です。
和式と洋式の両方の長所を合わせたタイプです。肩までつかれ、適当に身体を伸ばすこともできます。
最近はこのタイプがよく使われています。
和洋折衷式の基本サイズは、長さが110cmから160cm、深さは60cm程度です。
次に素材についてですが、以前は種類も少なかったのですが、最近は色々な素材が選べるようになり、色も形も多種多様になってきています。
浴室のイメージに合った素材を選び、その素材に合ったお手入れをすることが大切です。
ガラス繊維で強化したポリエステル樹脂を使用したもので、浴槽の素材として最も一般的です。
なめらかで温かな肌ざわりが楽しめ、カラーバリエーションも豊富です。
ただし、汚れや傷がつきやすいなどいくつかの欠点も見られますが、材質の改良が進んでいます。
鋼板ホーローと鋳物ホーローがあります。鋳物ホーローの方が厚みのある素材を使っているので重量感があり、丈夫で錆や腐食に強いなどの特徴があります。
ただし、2階の浴室に置くには荷重対策が必要です。
いずれもガラス質のホーロー層で仕上げられているので、特有のなめらかな肌ざわりと美しい色が楽しめますが、シャワーヘッドを落としたり傷つけると、そこから錆びるので十分な注意が必要です。
小さな傷はすぐにメンテナンスをすれば大丈夫です。
何といっても傷や錆に強く、清潔な状態を維持しやすい点と比較的安価なのが根強い人気の理由です。
表面に保温材を吹き付けてあるので保温性にも優れています。
金属特有の肌ざわりが気になるのが欠点といえば欠点でしょう。
FRP系の高級仕様で、天然大理石風の色調と樹脂素材を生かした加工性のよさ、肌ざわりのよさといった特徴があります。豊富なカラーバリエーションも魅力です。
材質にはしっとりとした肌ざわりで保温性抜群のポリエステルタイプ、硬質で衝撃に強く、色あせしないアクリルタイプなどがありますので、好みのものを選びましょう。