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Q4-20-01二世帯住宅にリフォームする際のポイントは何ですか?

  • 二世帯住宅のQ&A
  • リフォーム部位に関するQ&A

Aお答えします

二世帯住宅へのリフォームの際には、新しく増えるご家族のスペースの確保だけでなく、住まい全体の見直しが必要です。
二世帯住宅と一言で言っても、玄関も居住スペースもすべてが別々になった完全分離型タイプ、キッチンやトイレなどの生活空間の一部を共有する部分分離型タイプ、全ての生活空間を共有する完全同居型タイプなどがあり、どれが住みやすいかは家族によってまちまちです。

完全分離型

完全分離型の長所は、プライバシーが守れることです。親がまだ現役で仕事をしているとか、親が子供の子育てに口を出さない方針である場合、親の看病をする可能性が当分ない場合などはこの型にするとよいでしょう。
後々のことが心配なら、内部にドアや吹き抜けを造れば、自由に出入りもできますし、気配を感じることもできます。

部分分離型

同じ屋根の下に住みながら、ある程度のプライバシーを守りつつ、しかもつかず離れずの関係でいられるのが長所です。
また、あまり広さに余裕がないけれども二世帯住宅を造りたいという場合にも適しています。
2階に新しく若夫婦の台所やトイレといった水まわりの設備を取り付けるだけで造ることができます。
また、一部共有であれば、家族全員で食事をしたり、子育てや介護などにおいても自然に助け合いながら暮らすことができます。

完全同居型

家庭内のコミュニケーションが非常にうまくいっている場合や、高齢の親と住む場合には、完全同居型タイプをおすすめします。
玄関やキッチンを別々にする必要はありませんし、リフォームも親の部屋を充分に広く取って新しくする、あるいは部屋の増築、トイレの新設程度で済みます。
ただしその際、親の部屋は必ず1階にして、トイレは部屋の近くに配置するようにしましょう。
逆にリビングや子供部屋は遠ざけます。真上に配置する部屋にも気を配りましょう。
完全同居型の長所はなんといっても、3世代が一緒に住んでいるということです。
おじいちゃん、おばあちゃんは親には教えられないことを孫に教えてくれます。
お年寄りへの配慮が自然にできる子供にもなるでしょう。
共同で住むからには、それがお互いにプラスアルファとなるように、要所要所でプライバシーが確保されているのが大きな前提です。

大切なポイント

二世帯住宅は、生活のリズムが異なる世帯が1軒の家に住むことになりますので、お互いに無理のかからない住み分けができるようにすることが重要です。
そのためにはまずご家族の皆様の生活リズムや要望を把握し、今後の家族構成の変化を予想することが大切なポイントです。



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