玄関・窓は住まいの「顔」であると同時に、安心・快適な住まいづくりに欠かせないパーツです。
そのポイントは、ズバリ3つ!
しっかり押さえておきましょう。
ここ数年、ピッキングによる被害が増え続けています。
ピッキングとは針金状の工具で鍵を開ける方法のことで、開くまでの時間は種類によって異なりますが、専門家にかかれば絶対に開けられない鍵は存在しないとのこと。
ピッキングしやすい鍵は外からでも鍵穴の形状を見ればわかりますので、それだけ空き巣に狙われやすくなります。
代表的なものにW形状の鍵穴があります。
まずはご自宅の鍵穴をチェックしてみましょう。
戸建て住宅への空き巣の侵入手段はガラス破りが最も多く、その70%近くを占めています。
手口は窓のガラスを割り、手を入れてカギを開けるというもの。
手馴れた空き巣なら普通ガラスを割り、開けるまでに要する時間は10秒程度。
音もほとんどしないため、空き巣にとっては最もお手頃な侵入方法なのです。
ポイントは、窓を開けるのにかかる時間を10秒よりいかに長くできるか。
ガラスの間に防犯シートを挟んだ防犯ガラスにリフォームすれば、割られにくいだけでなく、地震の際にも破片が散らばりにくいので安全です。
室内の暖かみを保ち、無駄なエネルギー消費を抑え、住まいの快適さを保つために必要なのが断熱建材。
カビの発生原因となる結露に対しても高い効果を発揮します。
せっかく断熱材を使用しても、窓やドアなどに断熱が施されていなければその効果を充分に発揮することができません。
家全体を包む断熱こそ、最も効果の高い方法です。
見落としがちな開口部にも断熱への配慮を忘れないでください。
「夜中に交通騒音に悩まされる」
「ピアノの音がご近所に迷惑かも」
日常生活に音の問題はつきもの。
その解消のためには壁の遮音性を高めるのが理想ですが、もっと手軽で有効なのは、窓や玄関ドアの遮音性を高めることなのです。
玄関ドアには、「片開きドア」、「親子開きドア」、「両開きドア」などがあります。
一般的な玄関ドアの高さは2~2.3mくらい。間口は片開きドアで90cm強、親子開きドアで110~125cmくらい、両開きドアで165~170cmくらいです。
一般的なオーソドックスタイプ。
シングルタイプとも呼ばれます。
袖部分に子扉が付いており、開閉できます。
大きな荷物のある場合に便利です。
高級感のある玄関ドアです。
しかし設置する場合には開口幅が必要です。
従来は和風の建物に用いられることが多かったのですが、最近では洋風でも合うモダンなデザインも増えつつあります。
限られたスペースでも広い開口を確保できるのが大きなメリット。
バリアフリー商品としても採用されています。
1枚の戸を左右どちらかにすべらせて開閉します。
2枚の引き戸を左右どちらにも移動させ、開閉することができます。
窓は、その素材で大きく3種類に分けることができます。
強度もあり、耐候性や耐火性に優れた素材。
軽量なので開閉が軽く、操作性が高いのが特徴です。
腐食しにくく、サビにも強いのですが、耐熱性にやや劣るという欠点もあります。
高い断熱性能をもち、冬は暖かく、夏は涼しい快適な空間をつくりあげます。アルミより強度で劣るため、厚みのある構造になっています。
逆に、価格はアルミよりやや高めです。
腐食や磨耗などの耐久性はやや劣りますが、質感や風合いの高さが魅力。
反りや狂いにより気密性を損なうというデメリットがありましたが、素材を充分に乾燥させたり、特殊な構造を採用することで、これらを解消した製品も出てきています。
上記のほかに、アルミと樹脂、2つの素材を使用した「アルミ樹脂複合サッシ」もあります。
室外側には上部なアルミを使用し、室内側には断熱性能の高い樹脂を使用した窓です。
ガラスには、大きくわけて2タイプあります。
一般的なガラスです。
費用を抑えたい方におすすめです。
2枚以上の板ガラスの間に乾燥した空気を封入したものです。
断熱性に優れ、結露の抑止にも高い効果を発揮します。
2枚の板ガラスの間に特殊なフィルムを挟んで、加熱、圧着させたガラス。
割れても飛散しにくく、耐貫通性に優れており、防犯性・安全性の高いガラスです。
衝撃強度、曲げ強度を高めたガラス。
風圧に強く、また割れると破片が細粒状となるので、万一破損した場合でも大きなケガを防ぎます。
ガラスが割れても飛散しにくいように、金網を封入したもの。
防火性・安全性に優れています。